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2016年 12月 31日
大みそかだよ!!2016年!!
なんかこのマンガの表紙
ずっとこっち見てるんですけど大賞


2015年の末にもやりました。ひとり勝手に、こっち見てるマンガ大賞。

今年もいっぱいありました、
にらめっこをしているような、そうでもないような表紙を装ったマンガの数々。



・選考基準
にらめっこ。表紙がすべて。
なお、各賞の並びはおおむね発売日昇順。



・対象作品
2016年中に紙で刊行された漫画の単行本(12月31日発売のものも含む)
それにしても、大晦日が発売日という漫画もたくさんあるのであります。
(アマゾンで確認してみたら、廉価版なども含むと50タイトルくらい)

これまでと同様に、イラスト集やアンソロジー等は除外。アメコミ・バンドデシネなど海外のマンガも除く。
また、エロいものなどゾーニングがなされているものも同じく除外。

・リンク先について
以下の書影紹介はピンタレストへのリンク。



☆大賞
にらめっこにしてはその表情も手に持っているものもあまりに不気味。
意図が読めない、ゆえに優秀なにらめっこであると判断。
とはいえ、にらめっこはまずは睨むことから始めるのが必然というもの。
こうしてじっくりと睨み合う表情がやはり基本。
しかし、にらめっこにおける睨みの完璧さを標榜しつつも、
どこか隙を見せなければ良いにらめっこにはならないもの。
にらめっこなので相手の笑いを誘わなければならない。
面白おかしさだけでは足りない何かも必要。例えば意表をつく。それがここにはある。
漫画だからできることなのである。
おそらく、この顔は意図せずにらめっこになってしまっていると思われる。
奇をてらうわけでもない、この表情豊かなにらめっこ顔。そうでなければこうなることはないだろう。
笑わせる前に顔をニヤリとさせて笑いを誘うというのもまた一興。


☆特別賞
まんがの装丁屋さんもにらめっこ。
おそらく、ヒューマノイド型ロボットの頭部が開頭した状態になっている。
こちらを見ている表情こそ見とることはできないが、
にらめっことは何かという根源的な問いを訴えかけている、そんなにらめっこ。
題名の「い」の2画目が絶妙な位置どり。
わざとなのか、デザインの都合上でこうなったのかは不明だが、
偶然ならば、にらめっこの奇跡と言えるだろう。



◇隻眼でにらめっこ部門

片目でにらめっこ。戦略としてこういう手段も取れるのではあるのだが。

※参考
このように、隠しすぎるとにらめっこそのものが崩壊してしまうのである。


◇食べながらにらめっこ部門

食べながらにらめっこ。
この手の漫画は別の巻でもにらめっこしていることが多いような気がする。
なお、他の巻でにらめっこしていても、ここでは割愛している。



◇あっちこっちからにらめっこ部門

一人を相手にするのがにらめっこだが、複数人とにらめっこする事態になることも。



◇バカにされている気がする部門

にらめっこ。それは相手を笑わせることが目的。
しかし、時としてバカにされているだけではないかと感じてしまうこともあるのではないか。
そんな、にらめっこ。



◇証明写真部門

にらめっこの基本の形ではあるものの、
単に相手を見るだけでは普通に終わってしまうものでもある。



◇オッドアイ部門

左右の目の色が異なるにらめっこ。
もちろん、ただそれだけでは不足のないにらめっこには到達しないことは当然である。



◇目がキラッキラとしている部門

目が綺麗なにらめっこ。
目がキラキラしているのは少女漫画に限らないのである。



◇目力部門

佇まいだけで力強さを感じる、そんなにらめっこ。



◇人ではない何かとにらめっこ部門

愛玩動物、猫が多いけれども、それ以外にもにらめっこしている動物たちもあり。
動物以外にも正体不明なものもあるが、それらもやはりにらめっこ。
一見、人に見えて人ならざるものもあるはず。たぶん。



◇見下ろされる部門

上方から視線が落ちてくるにらめっこ。
にらめっこは相対するものであるが、仰角を感じながらするにらめっこも新鮮なもの。




◇見上げられる部門

相手が下の方にいるにらめっこ。
俯角を覚えながらするにらめっこは、ちょっと違う感覚を感じるに違いない。



◇あらぬ角度からにらめっこ部門

思わぬ角度からのにらめっこ。現実ではそうそうありえない。




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2016年 02月 10日

実業之日本社から出ているリュエルコミックスの1冊。
Web上のCOMICリュエルで連載されたのではなく、
同人誌で発表された漫画を加筆修正、再編集した単行本。
なお、1話の途中まではそのCOMICリュエルで読める。



部活内でのいじめを咎める。
良心に従い行った行動で自身を取り巻く流れは変わり、
彼女自身がいじめられるようになってしまう、このお話の主役、山根ちや。

しかし、ちやには心の支えだと言うべき趣味がある。
部屋に閉じこもって 人形カスタムしたり 服縫ったりが
この4.5畳の部屋が 最高に好き 
(7ページより)
タイトルに沿えば、お針子が生きがいという少女なのである。
ただ、その趣向はロリータファッション、少女趣味の服装、服飾。

制服を焼かれた上、先生からは男子の制服を間違って貸し出された。
だが、そこに手を加え、男装のロリィタという、
世間一般からすると見た目、インパクトある制服を完成させる。

その翌日、ちやは普通に登校する。
また元どおり、クラスメイトと仲良く接したり、
制服を褒めてもらえるという自信を持って。

だがしかし、そんなことはなく、
彼女は変わらず嘲笑の対象になり、その制服を着た姿がさらに輪を掛ける結果になる。

これが出だしのあたりの出来事。
ちやの言動は、自分の思いが先走ってしまう向こう見ずなところがあると見て取れる。
しかし、それは同時に行動力や芯の強さというものも感じ取れる。



さて、この単行本は全3話。
主役のちやは、1話で鹿野さんという同志に出会い、
2話でさらに鹿野さんとより強く結びつく。

その中で、活動的なその姿とは裏腹に、
思いや願いをうまく言葉にできないという場面が出てくる。
そのようなことは誰にでもあり得ることではある。
しかし、この漫画で少し違うのは、服や人形という存在があること。

読み手がそこにあるドラマを読み解こうとすれば、
キャラクターがいて、その内なる心の声(当然ながら明瞭な)があって、
その二つを手掛かりにしつつ、そのキャラがどう動くのかということを見届ける。
さらに、小道具だとか心象風景が配置されていたりすれば理解を助けたり感動を深めたりする。

ところがこの漫画では、
服や人形がキャラクターの思いを雄弁に語るかのように、その存在が強烈なのである。

そのため、ちやが実際に発する言葉と、心の中で発する声というものを読みつつ、
服飾や人形から表出している非言語的な言葉も同じレベルで認識せざるを得ない。
キャラがいて、その心の声があって、さらにキャラのキャラがいるかのような。

もちろん、この漫画を読みながらそれら3つを明確に意識したわけではないのだが、
独特の雰囲気があるなと感じたのはこのような側面があるからだろう。



このお話には、大人がほどんど出てこない。
ここまでひどいことになったら、さすがに誰かが、とは思いはする。
しかし、学校を「戦場」だとか「檻の中」と例えていることもあり、
つまりは、皮肉であるのかもしれないと感じるところではある。

ともかく、主役の山根ちやという女の子の姿が魅力的である。
何しろ、強さと弱さを同胞している姿をつまびらかにしているのだから。



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2015年 12月 31日
大みそかだよ!!2015年!!
なんかこのマンガの表紙
ずっとこっち見てるんですけど大賞


昨年の大みそかもやりました、こっち見てるマンガ大賞。

今年もいっぱいありました、
にらめっこをしているような、そうでもないような表紙を装ったマンガの数々。



・選考基準
にらめっこ。表紙がすべて。

・対象作品
2015年中に紙で刊行された漫画の単行本。

ただし、イラスト集やアンソロジー等は除外、アメコミ・バンドデシネなど海外のマンガも除く。
また、エロいものなどゾーニングがなされているものも同様。
なので、残念ながらのぞえもんも対象外。



☆大賞

血まみれスケバンチェーンソー 9 (ビームコミックス)

三家本 礼/KADOKAWA/エンターブレイン

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白目をむいて笑わせる、にらめっこではありうること。
だが、左目だけ白目にする芸当はそうできるものではないだろう。
前髪が目にかかっていたりして一見すると分かりにくいが、
状況が理解できれば吹き出すしかないであろう。

☆次点・大賞候補作

性食鬼 7 (ヤングチャンピオン烈コミックス)

稲光伸二/秋田書店

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この微笑、この首のかしげ具合、にらめっこ外の何かまでも誘うかのようである。

クロコーチ(11) (ニチブンコミックス)

リチャード・ウー/日本文芸社

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ぷはぁと煙をくゆらせる。そして、この表情。

あさはかな夢みし(1) (アフタヌーンKC)

瀧波 ユカリ/講談社

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おおよそ、おかめの面のような顔立ちは現代ではにらめっこに向いていると再認識。

それでも世界は美しい 11 (花とゆめCOMICS)

椎名橙/白泉社

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首を前に突き出し、顔をぬっと出す。良い作戦ではないだろうか。

碧き青のアトポス 4 (サンデーGXコミックス)

やまむら はじめ/小学館

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この手の形。ただそれだけなのに、にらめっことして威力が増している。

☆次点・対象候補作(番外編)

楽園市場(2) (エッジスタコミックス)

RUNAKO,ゆうきつむぎ/小学館クリエイティブ

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何を見ているのだろうと思わずにはいられない強烈な顔。にらめっこどころではなさそう。

インベスターZ(10) (モーニング KC)

三田 紀房/講談社

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こうして札束を出されたとしたら、もはや、
にらめっこを前提とした笑いどころではないだろう。


そのほか、気になった表紙を以下に紹介。
部門、選出も同様に私基準。


◇じっと強くこっち見てる部門

シンギュラー(1) (ヤンマガKCスペシャル)

青木 優/講談社

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東京闇虫 ─2nd scenario─パンドラ 5 (ジェッツコミックス)

本田優貴/白泉社

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富士山さんは思春期(7) (アクションコミックス)

オジロマコト/双葉社

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北斎先生!!(1) (KCx)

城戸 みつる/講談社

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戦國ストレイズ(15)完 (ガンガンコミックスJOKER)

七海慎吾/スクウェア・エニックス

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ポチフル 2 (マーガレットコミックス)

きら/集英社

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メガネ画報 (芳文社コミックス)

松本救助/芳文社

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面と向かい強くこちらを見ている、にらめっことしては基本的な型と言えるだろう。



◇目をキラキラ輝かせてにらめっこ部門

僕たちがやりました(2) (ヤングマガジンコミックス)

金城宗幸,荒木光/講談社

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土竜の唄外伝 狂蝶の舞~パピヨンダンス~ 4 (ビッグコミックス)

高橋 のぼる/小学館

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4月の君、スピカ。 1 (フラワーコミックス)

杉山 美和子/小学館

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目がきれい。そんなにらめっこ。心が洗われそうである。



◇まぶしい部門

ヒトミ先生の保健室 4 (リュウコミックス)

鮭夫/徳間書店

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天威無法-武蔵坊弁慶-(4) (ヒーローズコミックス)

義凡,武村 勇治/小学館クリエイティブ

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目から光。まぶしくて、にらめっこできないかもしれないじゃないか。



◇泣きながらにらめっこ部門

地縛少年 花子くん(2) (Gファンタジーコミックス)

あいだいろ/スクウェア・エニックス

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第七女子会彷徨 9 (リュウコミックス)

つばな/徳間書店

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煉獄ゲーム(3) (ヤンマガKCスペシャル)

北野 弘務,福原 蓮士/講談社

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ib -インスタントバレット- (5) ハッピーエンドなんか、いらない (電撃コミックスNEXT)

赤坂アカ/KADOKAWA/アスキー・メディアワークス

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君死ニタマフ事ナカレ(1) (ビッグガンガンコミックススーパー)

ヨコオ タロウ/スクウェア・エニックス

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僕らはみんな河合荘 7巻 (コミック(YKコミックス))

宮原るり/少年画報社

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兄妹少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿 3 (少年チャンピオン・コミックス)

木々津克久/秋田書店

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蟲姫 1 (画楽コミックス愛蔵版コミックス)

里見 有/集英社

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ほんの恋など 3(完) (マッグガーデンコミックス EDENシリーズ)

カワカミコマ/マッグガーデン

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高橋さんが聞いている。(5) (ガンガンコミックスJOKER)

北欧ゆう/スクウェア・エニックス

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BABY BABY1 (B's-LOG COMICS)

壱コトコ/KADOKAWA/エンターブレイン

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ほんとのかのじょ (ひらり、コミックス)

今村 陽子/新書館

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SHIBUYAダガーズ 2巻 (ヤングキングコミックス)

横川直史・作画,俵家宗弖一・原作,柳内大樹・キャラクターデザイン/少年画報社

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サイダーと泣き虫。 (IDコミックス 百合姫コミックス)

缶乃/一迅社

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泣いてなお、にらめっこ。



◇ポスター風にらめっこ部門

雄飛 ゆうひ 4 (ビッグコミックス)

小山 ゆう/小学館

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雄飛 ゆうひ 3 (ビッグコミックス)

小山 ゆう/小学館

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ばっどまん (2) (ニチブンコミックス)

玉井 雪雄/日本文芸社

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ポイズンガール 2 (バンブーコミックス)

瀬野 反人/竹書房

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当方桃太郎、全パート募集 (ジャンプコミックス)

三上 骨丸/集英社

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文字やレイアウトなんかの影響でポスター風になっている表紙。
にらめっこそのものはオーソドックスなスタイル。



◇ぶら下がり部門

いぬやしき(4) (イブニングKC)

奥 浩哉/講談社

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ねじの人々 1 (裏少年サンデーコミックス)

若木 民喜/小学館

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真実の魔法少女(1) (ヤングガンガンコミックス)

備長炭/スクウェア・エニックス

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僕たちの生きた理由(2) (講談社コミックス)

渡辺 和幸/講談社

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ウルトラ・レッド 3 (チャンピオンREDコミックス)

野口 賢 西村寿行/秋田書店

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リヴィングストン(4)<完> (モーニング KC)

片岡 人生/講談社

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エングレイバー …時の歪みを斬る者…(1) (ファミ通クリアコミックス)

連/KADOKAWA/エンターブレイン

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重力がどうなってるのかが気になるにらめっこ。
寝転がっていると考えればいいのか。
でもその場合、こっちは空中に浮遊しながらにらめっこということに。



◇こっち見てると思しき部門

もっと! がんばれ! 消えるな! ! 色素薄子さん (IDコミックス/REXコミックス)

水月 とーこ/一迅社

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シルエットしか見えないがこっちは見ているだろう、たぶん。

日日べんとう 6 (オフィスユーコミックス)

佐野 未央子/集英社クリエイティブ

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ドーナツにかじりつき、メガネはずれ落ちているがこっちは見ている、たぶん。



◇頭の上に何やら乗せている部門

ワレワレワ宇宙人ダ!! (1) (あすかコミックスDX)

朱子すず/KADOKAWA/角川書店

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猫戸さんは猫をかぶっている(1) (アクションコミックス(月刊アクション))

真昼 てく/双葉社

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女王様の絵師(2) (アクションコミックス(コミックハイ! ))

私屋 カヲル/双葉社

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ロボッとうさん 1 (ビッグコミックス)

有永 イネ/小学館

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よっくんといっしょ (Cheeseフラワーコミックス)

水鏡 なお/小学館

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それが世界のフツーになる 3 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

高木しげよし 綾奈ゆにこ/一迅社

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ちちこぐさ 4 (BLADE COMICS)

田川ミ/マッグガーデン

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ミソニノミコト (1) (まんがタイムKRコミックス)

PAPA/芳文社

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東伍郎とまろすけ 3 (ビッグコミックス)

長月 キュー/小学館

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乗せたのか乗っけたのか乗ってきたのか。
だが、にらめっこの行方にはそれほど影響なさそう。



◇なめられそう部門

スイートマリッジ (フラワーコミックス)

箕野 希望/小学館

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灰と幻想のグリムガル(1) (ガンガンコミックスJOKER)

十文字青,奥橋 睦/スクウェア・エニックス

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リィンカーネーションの花弁 3 (BLADE COMICS)

小西幹久/マッグガーデン

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ダメな私に恋してください 7 (マーガレットコミックス)

中原 アヤ/集英社

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4月の君、スピカ。 2 (フラワーコミックス)

杉山 美和子/小学館

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デスコ 2 (ビームコミックス)

カネコアツシ/KADOKAWA/エンターブレイン

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にらめっこにおいて舌を出す。作戦としてはありうる。
だが、実際にぺろりと物理的接触を受けようものならたまったものではない。



◇描かれそう部門

アニメタ!(1) (モーニング KC)

花村 ヤソ/講談社

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漫画家探偵ひよこ (2) (MFコミックス フラッパーシリーズ)

反転邪郎/KADOKAWA/メディアファクトリー

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アシさん 3 (フラワーコミックスアルファ)

タアモ/小学館

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タレント奮走記koppy 2 (ジャンプコミックス)

KOPPY/集英社

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武器を構えてにらめっこという漫画の表紙は多い。
だが、これらは一見、武器のように見えて筆記具を携えている。
そう、攻撃を受けるのではなく、描かれそうなのである。



◇ダークなものを抱えてそう部門

変態王子と笑わない猫。 (7) (MFコミックス アライブシリーズ)

お米軒/KADOKAWA/メディアファクトリー

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レベレーション(啓示)(1) (モーニング KC)

山岸 凉子/講談社

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架刑のアリス(4) (KCx)

由貴 香織里/講談社

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碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語- 1 (ビームコミックス)

犬童 千絵/KADOKAWA/エンターブレイン

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天使は舞いおりた 1 (芳文社コミックス)

池上遼一/芳文社

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リセット 新装版 (ヤングジャンプコミックス)

筒井 哲也/集英社

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王様ゲーム 起源(4) (アクションコミックス(月刊アクション))

山田 J太,金沢 伸明/双葉社

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ダークなもの、または闇を心に抱えてそうな、そんなにらめっこ。



◇死んでもなおにらめっこ部門

小学生ゾンビ・ロメ夫 (ビームコミックス)

二宮 香乃/KADOKAWA/エンターブレイン

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堕天作戦 1 (裏少年サンデーコミックス)

山本 章一/小学館

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勇者が死んだ! 2 (裏少年サンデーコミックス)

スバルイチ/小学館

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部門名そのままである。



◇和むか腹が立つかどっちかな?部門

たいへんよくできました。 5 (マーガレットコミックス)

佐藤 ざくり/集英社

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シュガーウォール 4 (リュウコミックス)

ninikumi/徳間書店

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新戸ちゃんとお兄ちゃん(2) (ポラリスCOMICS)

岡田ピコ/ほるぷ出版

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わたしに××しなさい!(19)<完> (講談社コミックスなかよし)

遠山 えま/講談社

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バディゴ! 3 (りぼんマスコットコミックス)

黒崎 みのり/集英社

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織子とナッツン 1巻 (ビームコミックス)

原 鮎美/KADOKAWA/エンターブレイン

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SSS! 2 (MFコミックス ジーンシリーズ)

hatsuko,やまだ有見(原作)/KADOKAWA/メディアファクトリー

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温かい目で見守っていられるか、それともいらいらするか。
そもそも、どうしてその状況でこっちを見てにらめっこしようとするのか、とは思うところ。



◇リモコン(送信部)とにらめっこ部門

木根さんの1人でキネマ 1 (ジェッツコミックス)

アサイ/白泉社

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よく見ると、横になってくつろいでいるお姉さんの目線はこっちを向いていない。
こっちに向いているのはリモコン(送信部)である。
つまり、そもそもにらめっこではなく、リモコンの信号を受けるという状況。

ちゃんと確認しなかった自分が悪いのである。



▽後記

・元データはピンタレストのマンガの表紙でにらめっこから。
 
・部門名、選考基準はピンタレストを眺めながら私の思うがままに決定。

・どうして漫画の表紙の中からこちら側に視点を合わせているのだろう、
 そんなことを思った事がきっかけでこんなことをしている次第。
 まず創作があり、その顔として存在する表紙。楽しく眺めている。

・内容を知っている漫画もあるが、大半はそうではないもの。
 あらぬことになっているかもしれない。


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2015年 11月 21日
NHKのみんなのうた

2015/11/19付けのお知らせで、
2016年4月に放送開始55周年を迎えるという内容が出ていた。

55周年記念で、今度は映像に焦点を当てて特番をやってはもらえないだろうかと。
南家こうじ特集とか、古川タク特集とか、大井文雄特集とか。

今回の新曲は3曲。



▽目をとじても
5分の長さのあるうた。

大人になり、ひとりでもやれているなという自信とともに、
ふと、親の影響下にあることに気付かされ、
嬉しいような物悲しいような心持ちにもなる、そんな気分になるうた。

映像はロトスコープで製作されているとのこと。
記憶の中身を映像にするならば、こういう表現も適切かもしれない。

ところで、娘の自転車を押したり、はたまた娘を負うお父さん。
口が開けっ放しなところに哀愁を感じます。



▽きみはミラクル!
ビューティフルネームを歌っているゴダイゴのうた。
ビューティフルネームとテーマは同じような、そんなうた。

みんなのうた公式サイトにあるこのうたの解説によると、
登場人物は妖精と少年だとある。なるほど、イルカの妖精さんなのか。



▽ポッケ
小学生男子を洗濯機視点で見たうた。
ドラム式洗濯機というところが、何とも今の時代らしくある。
でも、ポケットの中に宝物を入れてしまう習性は変わらないものだろう。
発見、そして収集というものは楽しいものであります。

それにしても、洗濯機という傍観者の視点だからこそ、
程よく和やかなうたになっているのかとも思うところ。
これが子供でも親でも人間からの視線となると、
距離が近すぎて色々と生々しくなりそうな気がする。


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2015年 10月 05日
毎年、年度末のちょっと前に調査が実施され、
その半年後のこんな時期に発表される文化庁の国語に関する世論調査

最初の質問が、今の国語は乱れていると思うかというもので、
7割くらいの人が乱れていると回答したとの結果。
でも、年を追うごとにその割合が減少している。

その次の質問の、家庭で言葉遣いについて注意されたかという項目。
ここでも「注意された」の割合が減少傾向。
言葉の乱れは計測できるものではないし、
おそらく、言葉についてゆるやかに考えるようになってきているのかなと思うところ。

その次には、自分が家庭で受けた言葉のしつけについて、
適切にしつけられたかどうかという質問。
これも、適切にしつけられたと思うとの答えが増加傾向。
全体的に、言葉遣いの水準が上がっているとも考えられるし、
やはり、社会全体的に言葉遣いのことをあまり気にしなくなってきているとも思える。

この傾向が続くと言葉はどう変化していくのか、なかなか興味深く、また、気になる。



・日本に住む外国人に対して、
 日常生活程度の会話と読み書きの能力を求める人が半分以上いる

会話と読み書き能力、会話のほうが若干重視されている様子が見て取れる。
それにしても「仕事や学校生活が円滑に行える程度」求める人も1割くらいいるのだな。



・手書き文字を重視する人はかなり多い

年賀状などで、
手書きまたは、手書きで書き加えられているものがいいという割合が87.6%
文字を手書きする習慣をこれからの時代も大切にすべきという人が91.5%

そんなに多いのかと、ちょっと驚く。だが、
例えばこうして手書きでない文字を綴ることが日常になってしまっているものの、
思えば、自分の手を動かすだけで文字を綴れるのだから、重視されて当然か。



・漢字の書き記しかたについて

たとえば、「令」の下の部分をカタカナの「マ」のように書いてもいいかな問題。
どっちでもいいじゃないかとは思うものの、
国語の試験問題、学校の入試に会社の入社試験では大問題。

この質問で示されている文字は、
常用漢字表では書き方についてどちらでもいいとしてあるものの一例。

この意見の割れ方は、なかなかの見ものである。
でも、「木」の2画目をはねてもいいという人はさすがにやや少ないか。



・印刷と手書きとでの漢字の形の違いについて

たとえば「心」はフォントだと正方形にはまりそうな形だが、
手書きだと横に伸びていて、長方形にはまりそうな形になる。

印刷文字と手書きの文字の差を知らない人は、
文字によって差はあるが2から5割くらいもいる。
表示するための漢字と、書き記すための漢字には差があるということは、
もっと一般的になってもいいのではないのかなと思うところ。



・最近、耳にすることのある言い回しについて

「わたしは→わたし的には」「話をしていた→話とかしていた」「……かな、みたいな~」
「(良い意味での、賛美するときの)やばい」「(良し悪しの判断をしかねるときの)微妙」「うざい」

全体の割合を見るより、年代別の割合を見たほうが傾向がはっきりしていて分かりやすい。
どれも若い世代ほど使用率が高いのだが、
最初の3つは16~19歳の年代でも半数に満たない。

しかし、後ろの3つは若者言葉であるとはっきりと分かる。
特に「やばい」はその傾向が明瞭で16~19歳の年代で9割が使うが、そのあとの年代では急降下。

若者言葉といっても、微妙はいよいよ市民権を得てしまいそうである。
(70歳以上の年代でも42.4%)



・慣用句などの使い方

国語の問題だとか、クイズだとかに出題されそうな言い回しの質問が最後に掲載。

「おもむろに」は、40代までの6割くらいは「不意に」の意味でとらえている。
「おもむろに傘を差す」と言っても、浮かぶ景色がずいぶんと違うことになるのだろうなと想像する。
周囲を気遣いながら傘を開く姿と、ジャンプ傘を勢いよく開いてしまう姿。

「枯れ木も山のにぎわい」はどの年代でも4~5割が賑やかになるという意味でとらえている。
本来の意味だと、状況によっては失礼なことになる可能性がある。

普段は人のほどんどいない田舎でも、お盆になれば帰省した人たちで賑やかに。
その状況を「枯れ木も~」と評した場合、
つまらない人たちがいっぱい集まって、人がいないよりはいたほうがいいね、などと皮肉になりかねない。
または、落語か漫才かコントか。



・「青田刈り」
とっとと刈ってしまっていいものなのか。

・「眉をしかめる」
「眉をひそめる」が本来の言い方ではあるものの、
「ひそめる」「しかめる」は漢字だとどちらも「顰」である。
しかめっ面、顰蹙(ひんしゅく)などと使われる。
「ひそめる」は眉にしか使わないが、どっちにしてもしわを寄せることは同じ。
どの年代でも、しかめるとひそめるが拮抗しているのは、そのせいだろうか。

・「熱にうなされる」
熱に、ではなく、熱で、ならいいんじゃないかと思うところだが、
魘されるというのは、夢を見ておびえるという意味なので結局、比喩的になってしまうのかな。

・「いやがおうにも」
いよいよ、ますますの言い換えについて。
いやおう無しに強制参加、の「いやおう」と混ざってしまったのだろうか。
とはいえ、
「弥が上にも」という言葉の響きには、嫌という意味を連想させることはあるのかもしれない。
「いやおう」の「いや」は「否」ではあるけれども。


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# by excdaite | 2015-10-05 01:36 | 言葉